あなたは、17世紀初頭にあったベトナムのお姫様と日本の商人との愛の物語をご存知ですか

日越外交関係樹立50周年記念オペラ。アニオー姫。特別音楽朗読劇。朱印船が結んだ玉華姫と荒木宗太郎の恋。 日越外交関係樹立50周年記念オペラ。アニオー姫。特別音楽朗読劇。朱印船が結んだ玉華姫と荒木宗太郎の恋。

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オペラ「アニオー姫」特別音楽朗読劇とは

大好評のうちに世界初演を終えた新作オペラ「アニオー姫」。その主役であるアニオー姫と荒木宗太郎のふたりが、珠玉のデュエットとアリアを全編で披露します。ベトナム国立交響楽団・本名徹次氏指揮による特別アンサンブル編成の生演奏、一流の語り手による情感豊かな朗読、舞台美術を再現する精緻なデジタル映像で、オペラ「アニオー姫」の世界を色鮮やかにお届けします。悠久の時をこえて語り継がれる物語の感動をもう一度。大編成のオペラとはまた一味違った趣きで、アニオー姫と宗太郎を身近に感じることができるのは音楽朗読劇ならでは。
オペラ公演を観られなかった方はもちろん、観られた方にも、きっと新しい魅力を発見していただける作品です。

物語

物語 物語

荒れ狂う海、世界は“大航海時代”の17世紀初頭。

広南国(現:ベトナム中部)の王女・玉華姫と日本の商人・荒木宗太郎は、両国を結ぶ大海原の船上で出会う。それから10年後、二人は運命に導かれ再会。いつしか恋に落ち、結婚することを決意する。娘を異国に嫁がせることに反対する王であったが、二人の変わらぬ決意と深い愛を確認した王は、結婚を許し二人を日本・長崎へ送りだす。

「アイン・オーイ!」長崎の町中で、天真爛漫な玉華姫が宗太郎を広南の言葉で元気に呼びかける。長崎の人々はそんな姫を見て、いつしか「アニオーさん」という愛称で呼ぶようになった。町の人々にも愛され、娘も生まれ、幸せいっぱいの二人。

そんな二人に抗えない“時代の波”が襲いかかる。長崎奉行から鎖国の通達が下されたのだ。二人の運命の行方は…?

愛し合う二人は、国や身分を越えた対等のパートナー。古(いにしえ)の時代からあったベトナムと日本を跨ぐ愛の物語が、オペラとして現代に蘇る。

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